元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは今年夏、ヴィッセル神戸を退団してUAE1部エミレーツ・クラブに加入。神戸退団時の心境や、UAEでのプレーに対する意気込みを語っている。
イニエスタは2018年夏から約5年間にわたり神戸でプレー。2019シーズンに天皇杯優勝を成し遂げるなど、キャプテンとして多大な功績を残していたが、吉田孝行監督のもとで出場機会が減少。今年7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦を最後に神戸を退団した。
神戸退団後は、FWリオネル・メッシ擁するMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)インテル・マイアミへ移籍する可能性も報じられたイニエスタだが、今月9日にエミレーツ・クラブと1年契約を締結。新天地でもキャプテンを任せられるなど、早速存在感を発揮している。
そんなイニエスタは、サッカーに対する情熱に衰えがないことを強調。米メディア『CNN』のインタビューで以下のようなコメントを残している。
「日本を離れるとき、いろいろな選択肢があった。ただ結局のところ、自分が正しいと信じること、自分と家族にとって正しいことをするために決断する。39歳という年齢でもトレーニングをして、試合に出て楽しむという夢を持っている。だから自分のことは大事にしているんだ」
「UAEに来ることができて感激しているし、ここで歓迎されてとても満足している。自分にとってのベストを尽くしたいと思っているし、UAEのサッカーをレベルアップする上で僕の経験を活かすことができると思っているよ」
なお1969年創設のエミレーツ・クラブはリーグ優勝の実績がなく、直近10年間は1部で残留争いを展開。2018/19シーズンと2021/22シーズンに2部降格を余儀なくされているが、昨季は2部リーグを2位で終えて1部復帰。2023/24シーズンは第2節まで終えて1分1敗と、ややスタートダッシュに失敗している。
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