浦和レッズ所属FWホセ・カンテは、今年9月のアフリカネイションズカップ予選に臨むギニア代表メンバーで選外に。YBCルヴァンカップ準々決勝のガンバ大阪に出場可能となる中、現地ではギニア代表メンバー選考に対する疑問が沸き起こっているようだ。
カンテは2016年11月のデビュー以降、ギニア代表の一員として28試合でプレー。浦和加入後では、今年6月14日のアフリカネイションズカップ予選・エジプト戦で途中出場。同月17日に行われたブラジル戦でも後半途中からピッチに立っていた。
ギニアサッカー協会(FGF)は今月28日、9月9日のアフリカネイションズカップ予選・マラウイ戦に臨むメンバーを発表。MFアマドゥ・ディアワラ(アンデルレヒト)やMFモリー・コナテ(KVメヘレン)など欧州でプレーする選手が複数名選ばれた一方、一部の主力選手がメンバー外となっている。
ギニア代表はアフリカネイションズカップ予選で3勝2敗。グループDで首位エジプトから勝ち点3差の2位であり、3位マラウイに勝ち点5差をつけているため、予選突破圏内の2位以上で終えることが確定。マラウイ戦は消化試合という位置付けであるため、一部の選手をふるいにかける可能性が考えられる。
それでもギニアメディア『Guinee7』は、カバ・ディアワラ監督による代表選考を「様々な矛盾があり、不可解」と批判。カンテのメンバー外に直接言及していないものの、所属クラブで出場機会を得られてない選手を多く招集している点に着目。
「アフリカネイションズカップ本大会開幕まで6カ月を切る中、ディアワラ監督はマラウイ戦の重要性を理解していない。すべての試合に対して真剣に取り組むことが必要だ」と主張している。
なおカンテは8月13日開催のサンフレッチェ広島戦から3試合つづけてゴールを奪取。浦和で好調を維持しているだけに、ギニア代表選外の意味するものが気になるところだ。
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