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中山雄太、英2部ハダースフィールド移籍決定。元神戸ポドルスキと共闘消滅

中山雄太 写真:Getty Images

 イングランド2部ハダースフィールド・タウンFCは15日、PECズヴォレを退団した日本代表DF中山雄太(25)の獲得を公式発表している。

 中山雄太は2019年1月、明治安田生命J1リーグの柏レイソルからエールディビジ(オランダ1部)PECズヴォレへ完全移籍。2020/21シーズンにレギュラー定着すると、2021/22シーズンもリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。しかしクラブがリーグ最下位に終わって2部に降格すると、契約延長を行うことなく退団していた。

 そんな中山雄太には今年3月以降、セリエAのボローニャ、ジェノア、それにエールディビジのトゥウェンテからの関心が伝えられていた。また今月10日にはポーランド1部グールニク・ザブジェへ移籍する可能性を、ポーランドメディア『Weszlo』が報道。かつてヴィッセル神戸でプレーしていた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(36)とチームメイトになる可能性が取りざたされていた。

 しかし『The Bola Bola Show』やハダースフィールドの情報を専門に扱うツイッターアカウントなどが、中山雄太のハダースフィールド移籍が確実と伝えると、クラブも15日になって同選手との2年契約締結を公式発表している。

 ハダースフィールドの幹部であるリー・ブロンビー氏は中山雄太の獲得について「中山は、国際舞台で活躍する一方で、欧州のトップリーグであるオランダのエールディビジで安定した成績を残している。彼はイングランドで自分を試すことに興奮しており、彼のクラブにもたらすものに我々も期待している」とクラブ公式サイトを通じてコメントを残している。

 ハダースフィールドは2017/18シーズンから2年つづけてプレミアリーグを経験。2018/19シーズンにリーグ最下位に終わり、2部へ降格している。また2021/22シーズンはイングランド2部リーグで3位に。昇格プレーオフで決勝まで勝ち進んだものの、決勝・ノッティンガム・フォレスト戦で0-1と敗北。惜しくもプレミアリーグ復帰を逃していた。