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FC東京、湘南との争奪戦制す!スポルティングFWのレンタル獲得確実に

ルイス・フェリピ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグのFC東京は、スポルティングCP所属のブラジル人FWルイス・フェリピ(28)を巡る湘南ベルマーレとの争奪戦を制したようだ。15日、ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。

 身長188cmで右利きのフェリピは、2019年1月にスポルティングCPへ完全移籍したものの、2020年1月に右膝の前十字靭帯を断裂。長期離脱を強いられた後は、昨年8月から5カ月間にわたりCDサンタ・クララで日本代表MF守田英正(27)とプレーしている。そして今年1月にギリシャ1部のOFIクレタへレンタル移籍すると、公式戦13試合の出場で8ゴールをマーク。復調の兆しを見せて2021/22シーズンを終えていた。

 そんなフェリピについてはポルトガル紙『O JOGO』が先月、スポルティングCPと年俸45万ユーロ(約6400万円)による契約を2024年6月まで契約を残していると報道。しかし2022/23シーズンの構想に含まれていないこともあり、ギリシャ1部の強豪パナシナイコスやトルコ国内の複数クラブからの関心が伝えられていた。

 くわえて、ブラジル1部のSCインテルナシオナルが川崎フロンターレ所属の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)の獲得を諦めて、フェリピにターゲットを変更する可能性が浮上。湘南ベルマーレもレンタルでの獲得を検討する中、ポルトガル紙『ア・ボーラ』はJリーグクラブによるレンタル獲得がほぼ確実になったと報道。移籍先は湘南ベルマーレという見方が広まっていた。

 しかし『レコルド』の伝えたところによると、フェリピの移籍先はFC東京であるとのこと。FC東京は同選手のレンタル獲得でスポルティングCPと合意。10得点をマークすれば買い取り義務が発生するという。

 なお『レコルド』は昨年3月、浦和レッズがフェリピのレンタル獲得オファーを提示したものの、スポルティングCPはこれを拒否したと報じていた。FC東京が湘南ベルマーレとの争奪戦を制して同選手との契約にこぎ着けた格好だ。