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吉田麻也「カネが僕の望みではなく…」内田篤人がシャルケ移籍後押しか

吉田麻也 写真:Getty Images

 シャルケ所属の日本代表DF吉田麻也(33)が、かつてシャルケでプレーしていた内田篤人氏(34)との交流を明かすとともに、シャルケ移籍を決断した理由を語った。14日、ドイツメディア『WAZ』が同選手のコメントを伝えている。

 吉田麻也はサンプドリアで構想外と伝えられる中、先月30日に契約満了により退団。ヴィッセル神戸や名古屋グランパスなどJリーグクラブからの関心、セリエA昇格組モンツァからオファーなどが報じられる中、今月5日にシャルケと1年契約を結んでいる。

 そんな吉田麻也は『WAZ』の独占インタビューに応じた際、シャルケに対する思いを聞かれると「内田篤人がシャルケにいた頃、よく試合を見に行っていましたよ。彼の家に泊めてもらったり、デュッセルドルフに日本食を食べに行ったりもしました。楽しかったので、スタジアムの雰囲気はよく覚えていますね」とコメント。プライベートにおける内田篤人氏との関わりを明かしている。

 つづけて「当時、UEFAチャンピオンズリーグでプレーしたい、これくらい大きなスタジアムでプレーしたいと思っていましたね。今、その夢が叶いました」と自身の思いを振り返っている。

 そしてシャルケ移籍に至るまでの過程を問われると「おそらく以前よりかなり低い給料になると思っていたんですけど、それは自分にとって大事なことではなかったですね」と告白。

 Jリーグ復帰やトルコ・中東移籍の可能性があったことを認めた上で「でも僕の望んでいることではなかったですね。レベルの高いリーグ、素晴らしいスタジアムやサポーターのもとでプレーし続けることを望んでいました。シャルケには、すべての望みが実現する場所なんです」と語った。

 なお吉田麻也はすでにシャルケのプレシーズントレーニングに合流。13日の練習試合・サレルニターナ戦でデビューしている。2010年から7シーズンにわたり内田篤人氏がシャルケで活躍していたことが、吉田麻也のシャルケ移籍決断を後押ししたようだ。