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中島翔哉、ポルティモネンセ退団確実か。すでにポルトから構想外通告も…

中島翔哉 写真:Getty Images

 ポルティモネンセでプレーしていた元日本代表MF中島翔哉(27)は、レンタル期間満了により一旦ポルトに復帰することが確実であるようだ。15日、ポルトガル紙『レコルド』が伝えている。

 中島翔哉は2019年7月、カタール1部アル・ドゥハイルからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトへ完全移籍。しかしポルトで構想外となると、昨年1月にUAE1部のアル・アインへレンタル移籍。昨年8月にはポルティモネンセへ1年レンタルにより加入すると、リーグ戦22試合の出場で1ゴール3アシストをマークしていた。

 そんな中島翔哉は、ポルティモネンセへのレンタル期間が先月30日に満了。ポルティモネンセは同選手のレンタル期間延長にむけてポルトと交渉を行っていると伝えられていた。

 またポルトガル紙『ア・ボーラ』は先月下旬、ポルトがSCブラガ所属のポルトガル代表DFダビド・カルモ(22)獲得にむけて、中島翔哉ら複数選手を交換要員に盛り込む可能性を報道。ポルトは今月5日にカルモを完全移籍により獲得したと公式発表しているが、中島翔哉をSCブラガに譲渡することはなかった。

 その中『レコルド』は中島翔哉の現状について「ナカジマはFCポルトへの復帰を間近に控えているが、セルジオ・コンセイソン監督から今シーズンの構想から外れていることを知らされているようだ。ただ今シーズンの所属クラブが決まるまで、ポルトでトレーニングに参加することになる」と報道。プリメイラリーガ開幕まで3週間である中、現時点でも去就が白紙状態であるという。

 また中島翔哉は昨季終了後、日本国内で手術を受けたとのこと。同選手はアル・アイン在籍時の昨年2月、脛骨の骨折や膝の靱帯損傷という大怪我を負ったことにより手術。膝にプレートを埋め込んでいたが、今回の手術でプレートを除去したという。

 なおポルトガル紙『O JOGO』の報道によると、アル・ドゥハイルは中島翔哉の保有権を50%保持している模様。同選手の去就決定にポルトのみならずアル・ドゥハイルも関わるため、ポルティモネンセへの再レンタルが厳しいとみられる。