清水移籍へ！ブラジル1部フォルタレーザがピカチュウ退団発表

　明治安田生命J1リーグの清水エスパルスは、ブラジル人MFヤーゴ・ピカチュウ（30）の獲得がほぼ確実となっている。その中ブラジル1部フォルタレーザECが14日、同選手の退団を公式発表した。

　ピカチュウはブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマで現清水エスパルス監督のゼ・リカルド氏から指導を受けると、昨年3月にヴァスコ・ダ・ガマからフォルタレーザECへ移籍。公式戦ほぼ全試合で先発出場するなど、中心選手としてチームを支えていたが、今月7日になって清水エスパルス移籍が確実と報じられている。

　ブラジルメディア『Futebol Cearense』は今月11日、同選手が日本渡航に必要な書類の最終手続きを行っていると報道。本人は13日、コパ・ド・ブラジル（ブラジル国内カップ戦）ラウンド16の2ndレグ・セアラーSC戦でキャプテンマークを巻いてフル出場。試合後の会見でフォルタレーザEC退団を明言していた。

　するとフォルタレーザECは14日になって、ピカチュウの退団を発表。クラブ公式ツイッターアカウントで「94試合、29ゴール、16アシスト、3タイトル、そしてトリコロール（フォルタレーザECのクラブカラー）とともに多くの記憶に残る出来事があった」

　「子供や大人にとってアイドルであるピカチュウは、フォルタレーザECで決定的な役割を果たし、（クラブにとって）前例のないコパ・リベルタドーレス（南米選手権）出場した。2021年にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）の最優秀右サイドバックに選出された」

　「クラブの歴史に、そしてすべてのファンの心に刻まれる。フォルタレーザは、ピカチュウの献身ぶり、名誉、敬意に対して大いに感謝するとともに、次の挑戦における成功を願っている」と声明を出している。

　フォルタレーザECが移籍先のクラブ名を明かさなかったものの、清水エスパルスもまもなくピカチュウの獲得を公式発表するものとみられる。