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鎌田大地獲得へセビージャがオファー準備か!ELバルセロナ戦活躍で評価急上昇

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表MF鎌田大地(25)は今季限りでのアイントラハト・フランクフルト退団が噂されているが、セビージャが移籍先候補に挙がっているようだ。4日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が伝えている。

 同選手は昨年8月にプレミアリーグ移籍が噂されていたが、正式なオファーが届かずフランクフルトに残留。今季序盤は不振に陥っていたが、昨年10月に復調。ブンデスリーガではここまで32試合中30試合に出場して4ゴール2アシストをマーク。そしてUEFAヨーロッパリーグ(EL)はここまで11試合中10試合の先発出場で5ゴールと結果を残している。

 また、先月14日開催の準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦では敵地カンプ・ノウで追加点をアシスト。そして先月28日の準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦でも決勝ゴールをあげるなど、本来のパフォーマンスを発揮。フランクフルト攻撃陣の中心選手として活躍している。

 一方でドイツ紙『キッカー』は3月末、2023年6月に契約満了を迎える鎌田大地やセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(29)、フランス人DFエヴァン・ヌディカ(22)の3選手に退団の可能性があると報道。

 そしてドイツ紙『ビルト』は先月末、フランクフルトが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて財政難に陥っていることを指摘。3000万ユーロ(約41億2000万円)の損失を見込んでいることから、鎌田大地ら複数選手の売却が避けられないという見解を示していた。

 その中、『カルチョメルカート』は「セビージャがカマダ獲得オファーの準備を検討している」と報道。ELでレアル・ベティスやバルセロナ相手にゴールやアシストで結果を残したことに触れた上で「カマダは(フレン・)ロペテギの戦術にフィットすることは事実だ」と主張。ただ記事では「他の選択肢も考慮している」とも綴られており、攻撃陣の新戦力候補を鎌田大地に一本化していないものとみられる。

 なお、ドイツの移籍情報専門サイト『トランスファーマルクト』によると、鎌田大地の市場価値は2200万ユーロ(約30億2000万円)であるという。今月5日にEL準決勝2ndレグ・ウェストハム戦を控えている中、同選手に対する他クラブの関心が強まっているかもしれない。