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遠藤航の発言を独紙批判!「心配性のサムライ」コロナ感染後のパフォーマンスも酷評

遠藤航 写真:Getty Images

 VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航(29)は、チームがブンデスリーガ残留争いを強いられる中、自身の発言やパフォーマンスで周囲から厳しい視線を注がれているようだ。

 同選手は今季からキャプテンを任せらると、ブンデスリーガの舞台でほぼ全試合で先発出場。ただ、先月16日の第30節・マインツ戦を新型コロナウイルス感染により欠場すると、その後の第31節・ヘルタ・ベルリン戦では低調なパフォーマンスを露呈。先月30日に行われた第32節・ボルフスブルク戦でも本来のパフォーマンスを発揮できなかった。

 また、VfBシュツットガルトは4月以降リーグ戦で3分2敗と勝利がなく、残り2試合の時点で2部入れ替え戦圏内の16位に低迷。2部降格圏内の17位アルミニア・ビーレフェルトから2ポイント差とブンデスリーガ残留が厳しい状況となっている。

 ドイツ紙『ビルト』は4日、「エンドウが心配性のサムライになる」という見出しのもと、「エンドウは今季のリーグ戦で最も多くのデュエル成功回数(442回)を記録。チームの中心であるが、ボルフスブルクとの重要な一戦でのプレーは彼の基準で考えると平均以下だった」

 「決してコロナ感染が原因ではないが、彼は昨シーズンのトップフォームからは程遠い。それがゆえに誰も興奮させられない」と同選手のパフォーマンスを酷評している。

 また、遠藤航はボルフスブルク戦の結果に対して「終盤にゴールを奪えたのが良かったですし、あのゴールが重要でした。これで(ブンデスリーガ残留という)目標達成の望みが出てきましたね」とコメント。これに対して『ビルト』は「疑問が湧いてくる。ボルフスブルク戦の勝ち点1は残留するために十分ではないのでは」と同選手のメンタリティに懐疑的な視線を送っている。

 VfBシュツットガルトは今月9日に今季ブンデスリーガの覇者バイエルン・ミュンヘンとの一戦に臨む。この厳しい戦いを前に遠藤航は「間違いなくタフなゲームになるでしょう。バイエルンは前節でマインツに敗れましたが、彼らは今シーズン最後のホームゲームで負けたくないと思っているはずです」

 「(2部降格の可能性については)今のところ考えていません。VfBシュツットガルトとともにブンデスリーガに残ることに全力を注いでいます」と意気込みを語った。