東京五輪男子サッカー競技に出場した日本代表DF板倉滉(24)は、これまでリベロ(3バックの中央のポジション)で出場されてきたが、来月3日に控える2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第9節・インゴルシュタット戦では起用法に変化があるかもしれない。29日、ドイツメディア『RUHR24』が伝えている。
板倉滉はFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選に臨む日本代表への合流直後、右足に問題を抱えたことにより代表チームを離脱していた。しかし、インターナショナルマッチウィーク後の今月12日に行われた第6節・パダーボルン戦でいきなりリベロで先発出場。無失点での勝利に大きく貢献していた。そして17日開催の第7節・カールスルーエ戦や25日の第8節・ハンザ・ロストック戦でも3バックの中央で先発出場していた。
一方、シャルケのディミトリオス・グラモジス監督はここまで一貫して「3-5-2」のシステムを採用。しかし、カールスルーエ戦ではアンカー(中盤3センターの底)のポジションでレギュラーに定着しているアイスランド代表MFヴィクトル・パルション(30)が一発退場となり、複数試合の出場停止処分が科せられている。
そしてハンザ・ロストック戦では、パルションの代役をベルギー人MFドリス・ワウテルス(24)が務めていたが、ワウテルスも29日のトレーニング中に負傷したことにより、インゴルシュタット戦を欠場する可能性があるという。
『RUHR24』はインゴルシュタット戦アンカーで起用可能な2選手を欠く場合、板倉滉が一列ポジションを上げて代役を務める可能性があると主張。3バックの中央ではDFフロリアン・フリック(21)が起用されるものとみられる。
アンカーのポジションで緊急事態に陥る中、果たしてグラモジス監督はどのような決断を下すのだろうか。
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