中国スーパーリーグでは広州恒大が経営危機に陥っているが、明治安田生命J1リーグの浦和レッズに在籍していたブラジル人FWレオナルド(24)を擁する河北足球倶楽部も今年度中に消滅する可能性があるようだ。26日、中国大手メディア『新浪体育』が報じている。
中国では現在、国内大手不動産『中国恒大集団』が総額33兆円にものぼる負債を抱え、破綻の危機に直面していることが連日のように報じられており、中国政府による救済が入るかどうか注目が集まっている。また、今週には別の大手不動産も負債を抱えていることが明らかになるなど、中国恒大集団のデフォルト危機の影響が中国国内に波及している。
また、中国恒大集団が保有する広州恒大は、来月から選手に対して給与を支払えなくなる可能性がある模様。くわえて、26日にはファビオ・カンナバーロ監督と契約解除を行ったと伝えられている。
中国恒大集団を巡る一連の問題による中国サッカー界へ影響が懸念される中、広州恒大と同じく中国スーパーリーグに所属する河北も同様の問題を抱えているとのこと。河北も給与未払い問題を抱えていることにより、外国籍選手をはじめ主力選手が公式戦でプレーを拒否したことにより、一部の下部組織の選手をメンバー登録したほか、指揮官も現時点でクラブ施設に姿を現しておらず、チーム全体が崩壊寸前状態にあるという。
なお、レオナルドは今年2月に浦和レッズから山東泰山へ加入。山東泰山とは2026年1月までの5年契約を結んでいたもののわずか半年で構想外となり、7月末に河北へレンタルにより加入している。
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