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メッシ退団バルサ、サラリーキャップの下落度がヤバい!今季はレアルの7分の1以下に

リオネル・メッシ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)との契約延長を目指していたが、サラリーキャップ制を採用するラ・リーガの規定に阻まれる形で同選手をフリーで放出した。そのサラリーキャップ限度額におけるバルセロナの大幅な減少が話題を呼んでいる。

 バルセロナは新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて財政難にあると噂される中、先月5日にメッシの退団を公式発表していた。また、スペイン国内の移籍市場最終日である8月31日には、アトレティコ・マドリードへフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(30)を4000万ユーロ(約52億円)の買い取り義務が付いた1年レンタルにより放出。くわえて、スペイン代表DFジェラール・ピケ(34)と大幅な給与カットで合意しているほか、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(33)やDFジョルディ・アルバ(32)、MFセルジ・ロベルト(29)に対しても給与削減の要望を行っている。

 その中、ラ・リーガが29日に各クラブの今季のサラリーキャップ限度額を公式発表。これによると、バルセロナは昨季の3億4700万ユーロ(約450億円)から9700万ユーロ(約126億円)にまで減少。深刻な財政難が浮き彫りとなっている。

 一方、バルセロナのライバルであるレアル・マドリードは、昨季の4億7300万ユーロ(約615億円)から7億3900万ユーロ(約960億円)にまで上昇。今季のサラリーキャップ限度額はバルセロナの7倍以上にも及んでいる。

 なお、バルセロナは29日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のベンフィカ戦で0-3と敗れたことにより、周囲ではロナルド・クーマン監督の解任がほぼ確実という見方が広まっている。クラブ首脳陣は監督人事の決断や財政の健全化など、多くの課題を抱えている。