セリエA フィオレンティーナ

リベリーにラツィオ移籍の噂が…長谷部誠・鎌田大地と同僚の去就次第か

フランク・リベリー 写真提供:Gettyimages

 フィオレンティーナを昨季終了後に退団した元フランス代表FWフランク・リベリー(38)は、ラツィオ加入に迫っているかもしれない。30日、イタリアメディア『トゥットメルカート』が伝えている。

 リベリーは2019年夏にバイエルン・ミュンヘンを退団し、フリートランスファーによりフィオレンティーナへ加入。セリエA初挑戦となった昨季には足首の負傷により長期離脱を強いられていたが、2020/21シーズンはリーグ戦28試合で先発出場していた。

 一方、フィオレンティーナは昨季終了後にナポリ前指揮官のジェンナーロ・ガットゥーゾを招へい。リベリーはガットゥーゾ氏から残留要請を受けていた。しかし、補強方針を巡って同氏とクラブ首脳陣が対立すると、クラブはガットゥーゾ監督の辞任にあわせて、スペツィアをセリエA残留に導いたビンチェンツォ・イタリアーノの招へいを発表。一転してリベリーは今季の構想から外れたことにより、フィオレンティーナを退団していた。

 リベリーはフィオレンティーナ退団後もセリエAでのプレー続行を熱望。また、同選手の代理人はイタリアメディアの取材に応じた際に複数クラブからの関心を明かしていた。その中、ラツィオが選手サイドとの合意間近に迫っているようだ。

 ラツィオは日本代表MF鎌田大地(25)やMF長谷部誠(37)のチームメイトであるセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(28)をトップターゲットに掲げていた。ただ、今週に入って移籍金1500万ユーロ(約19億4000万円)によるオファーを提示。30日にも再びアイントラハト・フランクフルトとの交渉を行うものとみられる。リベリーの去就は、コスティッチを巡るクラブ間交渉の行方に左右されるかもしれない。