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インテル、アルゼンチン代表FWの放出拒否!スペイン方面からコンタクトも…

ラウタロ・マルティネス 写真提供: Gettyimages

 インテルは今夏のマーケット期間でモロッコ代表DFアクラフ・ハキミをはじめ複数選手を放出する方針を固めているが、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは来季の構想に含めているようだ。5日、イタリア紙『トゥットスポルト』が報じている。

 現在23歳のラウタロ・マルティネスは、2018年夏にアルゼンチンのラシン・クラブからインテルに加入。今季は公式戦38試合に先発出場して19ゴール11アシストをマーク。ベルギー代表FWロメル・ルカクとともに前線に必要不可欠な戦力として機能し、クラブにスクデットをもたらしている。

 ラウタロ・マルティネスはインテルとの現行契約が2023年6月に満了を迎える中、クラブ首脳陣と複数回にわたって会談。今年3月には両者が2024年6月までの新契約を結ぶことで合意に達したと伝えられていた。

 しかし、インテルが新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり財政面で問題を抱えていることから、先月に8000万ユーロ(約105億円)以上のオファーが届き次第、同選手の放出に応じる可能性があると報道。また、一部のスペインメディアはアトレティコ・マドリードが獲得を狙っていると報じていたが、ラウタロ・マルティネス本人は先週末のメディアインタビューでインテル残留が基本線であることを強調。インテル首脳陣も交渉再開にむけて、同選手の代理人に連絡したと伝えられていた。

 その中、アトレティコ・マドリードはラウタロ・マルティネスの状況について把握するためにインテルにコンタクトをとった模様。しかし、インテルは今夏に同選手を放出するプランはないことを伝えているようだ。

 なお、インテルはハキミがパリ・サンジェルマン移籍間近となっているほか、昨夏にスポルティングCPへレンタルにより放出していたポルトガル代表MFジョアン・マリオもスポルティングCPへの完全移籍に近づいている。