Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島、カイオ再獲得へクラブ間交渉開始!他のJリーグクラブも関心

カイオ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズに在籍した過去を持つブラジル人MFカイオを巡って、古巣である鹿島アントラーズを含めたJリーグの複数クラブが獲得にむけた動きを見せているようだ。1日、UAEメディア『アル・イティハド』が報じている。

 カイオは2019年夏にUAEのアル・アインからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカへ加入。しかし、移籍後は公式戦わずか3試合の先発出場と厳しい立場に置かれ、昨年1月にUAEのシャールジャFCへ1年半のレンタル移籍により加わっていた。同選手は今季、リーグ戦で20試合に先発出場し5ゴール8アシストをあげているほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージでも全試合でフル出場。主力としての働きを見せているものの、レンタル期間満了により今年6月をもってシャールジャFCを退団することが濃厚となっている。

 ベンフィカはカイオとの契約期間を2023年6月まで残しているが、来季の構想には含めていない模様。また、ポルトガルメディア『レコルド』はカイオの新天地として中東や日本をあげているほか、ベンフィカが完全移籍、レンタル移籍いずれのオファーにも応じると主張していた。

 その中、UAEメディアの伝えるところによると、カイオには鹿島アントラーズを含めたJリーグ2クラブが関心を寄せている模様。そのうち、鹿島アントラーズはベンフィカとのクラブ間交渉を開始したようだ。

 なお、カイオは2011年に千葉国際高校に留学すると、2014年に鹿島アントラーズへ加入。プロ1年目から公式戦37試合に出場し9ゴールをあげるなど頭角を現し、2015年にはナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝に貢献している。同選手に興味を示しているもうひとつのJリーグクラブが明らかになっていないが、後半戦での巻き返しを図る鹿島アントラーズはさらなる戦力補強にむけて本格始動している。