セリエA アタランタ

ガスペリーニ元右腕「彼より優れているのはクロップとペップだけ」

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ 写真提供: Gettyimages

 かつてインテルやパレルモでジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下でアシスタントコーチを務め、現在はエラス・ベローナの監督を務めるイバン・ユリッチ監督。同監督は恩師ガスペリーニ氏を高く評価しているようだ。10日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が同監督に対する『Sky Sports Italia』の取材の内容を伝えている。

 ガスペリーニ監督率いるアタランタは今シーズン、セリエAで2位のラツィオに勝ち点2差の3位につけている。また、クラブ史上初出場となったチャンピオンズリーグでもラウンド16でバレンシアを破り、ラウンド8進出を決めている。そんな同監督の活躍についてユリッチ監督は驚いてはいないようだ。

イバン・ユリッチ

「ガスペリーニはおそらくスクデット争いのことも考えているだろう。彼はずっと過小評価されてきたんだ。みんな彼を評価するときにインテルでの苦い経験を口にするんだ。けれど私はその時に彼と共に仕事をしていたけど、世界最高の監督でさえ当時のインテルの状況を変えられることができなかっただけなんだ。



 今はみんなが彼のフィロソフィーを盗んでいるんだ。インテルもね。もちろん私もだよ。彼は斬新な攻撃的なサッカーを生み出したんだ。

 今のところ、彼よりも先進的な監督はユルゲン・クロップとジョゼップ・グアルディオラだけだろう。ガスペリーニのサッカーはティキタカ以来初めてサッカーに発展をもたらしたね」