セリエA ミラン

ミラン、FFP罰則で来季EL不出場となった場合の放出対象は…?

 ミランは来季のヨーロッパリーグ(EL)に出場できない場合、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチの放出に迫られるかもしれない。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを伝えている。

 ミランは先週末のセリエA最終節・フィオレンティーナ戦での勝利により6位で終え、来季EL出場権を獲得している。しかし同クラブはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触した恐れがあると伝えられており、先日にはミラン側からの和解案を欧州サッカー連盟(UEFA)のクラブ・ファイナンシャル・コントロール機関(CFCB)が却下。UEFAから何らかの処分を下されるようだ。

 その処分については、罰金や一定期間の補強禁止処分となる可能性も伝えられているが、最悪の場合はUEFA主催の欧州カップ戦からの締め出しとなることも考えられる模様。その場合、ミランは資金捻出のためにボヌッチの放出を急ぐかもしれないとのことだ。

 なおミランは昨夏にボヌッチやポルトガル代表FWアンドレ・シウバら多くの新戦力を獲得し、1億8950万ユーロ(約247億円)という莫大な補強資金を使っているものの、どうやら収支が釣り合っていないようだ。新オーナーのもと名門復権へ再スタートを切ったばかりのミランだが、ピッチ外における問題は山積している。