
町田ゼルビア、鹿島アントラーズ在籍歴のある日本代表MF佐野海舟は、FIFAワールドカップ北中米大会での活躍もあり、マインツからビッグクラブへのステップアップ移籍が噂されている。すでにMF遠藤航擁するリバプール、DF冨安健洋の古巣であるアーセナル等からの関心が報じられているが、ここに来て同選手の去就に影響を与えるような情報が飛び込んできた。
ドイツ『ビルト』は14日、W杯に出場したマインツ所属選手の現状を特集。佐野について「マインツにとって今大会最大の勝者となったのは、佐野である」と評した上で、以下のように伝えている。
「佐野はここ2シーズンですでにブンデスリーガ屈指のミッドフィールダーへと成長しているが、その評価を世界最高峰の舞台でも証明した。オランダとの2-2の引き分け、そしてチュニジアに4-0で快勝した試合では、ともにフル出場。チュニジア戦では1アシストも記録した。グループリーグ最終戦のスウェーデン戦(1-1)は休養が与えられた」
「決勝トーナメント1回戦のブラジル戦でも、佐野は再び圧巻のパフォーマンスを披露。豪快なゴールで日本に先制点をもたらした。しかし、最終的には1-2で敗れ、日本はベスト32で敗退した」
「それでも、佐野は今大会で最も印象的なミッドフィールダーの一人だった。現在4000万ユーロ(約74億円)とされる市場価値は、このワールドカップを経てさらに大きく上昇する」
佐野の市場価値の上昇は、同選手の獲得を狙うクラブに対するマインツの姿勢に影響を与えるかもしれない。『ビルト』は以前、同クラブが移籍金として6000万ユーロ(約111億円)を要求する可能性を伝えていたが、市場価値の上昇度次第ではクラブ間交渉でより強気な姿勢を見せると考えられる。
また、同クラブのスポーツディレクターであるニコ・ブンゲルト氏は、「もし他クラブからオファーが届けば検討する」としつつも、「我々の大きな強みは、選手と長期契約を結んでいることだ。売却を急ぐ必要はまったくない。(オファーの)金額が我々の考える選手の市場価値に達していなければ、海舟が残留する可能性もある」と、強硬姿勢を見せている。
なお、ドイツ『Fussballdaten』は9日までに「リバプールはすでに、マインツに所属する佐野の代理人と接触し、個人条件や給与面の要求について話し合いを進めている」と報道。リバプールが争奪戦でリードしているという。
すでにリバプール、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、ボルシア・ドルトムント、ニューカッスル・ユナイテッドからの関心が報じられている佐野。ビッグクラブによる争奪戦となっているだけに、マネーレースは避けられないが、市場価値の上昇がマネーレースに拍車をかけそうだ。
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