
2025明治安田J1リーグを20位で終えたアルビレックス新潟は、4年ぶりのJ2降格が決まった。昨シーズンは開幕から8試合勝ちなしとつまずき、その後も流れを取り戻せず、残り4試合を残して無念の降格となった。
チームを立て直すべく、今シーズンからはかつて新潟でFWとしてプレーした船越優蔵氏が新監督に就任。現役時代の持ち味であった“泥臭さ”をチームに落とし込み、2026/27シーズンでの最短J1復帰を目指す体制が整えられている。百年構想リーグWEST-Aでは、第11節終了時点で勝ち点19の4位と、まずまずのスタートを切った。
なかでも、鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入したDF佐藤海宏や、SC相模原から完全移籍で加わったGKバウマンといった新戦力の活躍は際立っており、今後の戦いに期待を寄せるファンも多い。
一方で、出場機会を得られず、思うような結果を残せていない選手も少なくない。百年構想リーグや2026/27シーズンの成績次第では、立場が大きく揺らぐ選手が出てくる可能性もある。
ここでは、今シーズンのアピール次第で退団の可能性も考えられる4選手を、筆者の視点からピックアップして紹介する。
田代琉我
1人目は、今シーズンでプロ6年目を迎えるGK田代琉我だ。日本大学藤沢高校(神奈川県)から国士舘大学へ進学し、4年時には主将を務めた。MF松岡大智(現カターレ富山)やDF宮本英治(現ファジアーノ岡山)らとともにチームを牽引し、シュートストップに加え、フィールドプレーヤー顔負けの足元の技術でも評価を高め、関東を代表するGKへと成長。2020年12月には、2021シーズンからのロアッソ熊本加入が内定した。
プロ1年目の2021シーズンは公式戦出場こそなかったものの、トレーニングを通じて経験を積んだ。翌2022シーズンにJ2リーグ4試合へ出場すると、2023シーズンには正GKに定着。キャリアハイとなるリーグ戦41試合に出場し、カップ戦ではヴィッセル神戸やFC東京といったJ1クラブ相手に金星を挙げ、チームのベスト4進出に大きく貢献するなど、飛躍の1年を過ごした。
昨シーズンからはアルビレックス新潟に完全移籍で加入し、J1リーグ15試合に出場。しかし今シーズンは、SC相模原から加入したGKバウマンが全試合に出場しているほか、GK内山翔太やGK吉満大介ら実力者も控えており、GK陣の競争は激化。百年構想リーグでは、ここまで出場機会を得られていない。
現状を踏まえれば、このまま出場機会が限られる場合、2026/27シーズン前に他クラブへの移籍となる可能性も否定できないだろう。
森昂大
2人目はDF森昂大。創志学園高校(岡山県)からびわこ成蹊スポーツ大学へ進学し、2022シーズンに徳島ヴォルティスでプロキャリアをスタートさせた。
183cmの高さを生かした空中戦の強さに加え、足元の技術にも優れ、3CBの中央から正確なフィードで攻撃の起点となれるセンターバックだ。ポジショニングにも定評があり、ピッチに立つことで守備全体を安定させられる点も大きな強みといえる。
プロ1年目の2022シーズンからJ2リーグ32試合に出場し、いきなり主力として活躍。続く2023シーズンもリーグ戦全38試合に出場し、1ゴールを記録するなど、安定したパフォーマンスを披露した。この実績が評価され、2024シーズンからアルビレックス新潟へ完全移籍で加入した。
しかし、新潟では昨シーズンの出場は2試合にとどまり、百年構想リーグでも出場は1試合のみと、出場機会は限られている。今後も船越監督体制で構想に入りきれない状況が続けば、出場機会を求めて他クラブへの移籍を選択する可能性もあるだろう。
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