
ガンバ大阪、ファジアーノ岡山在籍歴のあるFW坂本一彩にステップアップ移籍の可能性が浮上。現在、ベルギー1部KVCウェステルローの主力選手として活躍しているが、クラブ幹部の口から「選手を売却する」という言葉が飛び出した。
ベルギー紙『HBVL』は14日、ウェステルローのカラッタSD(スポーツディレクター)への独占インタビューを掲載。その内容が話題を呼んでいる。カラッタSDは明言した。「主力選手の移籍で大きな利益を得られるなら、選手を引き留めることはしない。現在、欧州の主要リーグから注目を集めている選手が5〜7人いる。彼らが成長を続けるなら、新しいスカッドを築いていく必要がある」。
売り時と見れば躊躇なく手放す——これがベルギー1部クラブの生存戦略だ。
この「5〜7人」の中に坂本が含まれている可能性は十分にある。2025年1月にG大阪からウェステルローへ期限付き移籍後、海外挑戦1年目からリーグ戦19試合で6ゴール2アシストという数字を叩き出し、クラブは即座に完全移籍へと移行。新たに3年契約を結んだ経緯がある。2025/26シーズンはさらに凄みを増し、リーグ戦全30試合でスタメンを張り、4ゴール3アシストをマーク。「外せない選手」として定着した。
一方で、坂本の去就を巡るシナリオは単純ではない。
ベルギー紙『Het nieuwsblad』は4月はじめ、ウェステルロー所属選手の去就を特集。坂本については「この夏、関心を示すクラブが現れる可能性はある」と明記しつつ、すぐさまクラブ側の優位性に言及した。DF木村誠二、MF齋藤俊輔という2人の日本人チームメイトの存在、そして2028年6月まで残る現行契約——これらをウェステルロー側の「有力な交渉材料」と位置づけたのだ。
要するに、坂本を手放すとしても、それはクラブが納得できる移籍金額が提示された時だけだ。
市場価値は上昇中、複数年契約中、そして「欧州主要リーグが注視する5〜7人」という含みを持たせた発言。この幹部の発言がリップサービスか、それとも本気の売却宣言か。いずれにせよ、移籍金という壁が立ちはだかる構図は変わらない。
その坂本はまだ22歳。伸びしろ十分であるだけに、本人がブンデスリーガをはじめ欧州5大リーグへのステップアップ移籍を望んでいる可能性は十分ある。
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