
町田ゼルビア所属MFネタ・ラヴィは、17日開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準々決勝アル・イテハド戦へ臨む。J1百年構想リーグで出場機会を確保するなか、3月にはイスラエル代表の招集が見送られたが、その背景に「複雑な事情」があることが現地メディアの報道で明らかになった。
イスラエル『sport5』が3月19日に伝えたところによれば、代表監督は以下のようにコメントしている。
「ネタ・ラヴィについては、複雑な事情があります。彼は試合数が多く、代表活動に参加することで現在確保しているポジションを失う可能性を懸念していました。9月にも彼の力が必要になるため、協議の結果、今回は招集しないことが本人にとっても最善であると判断しました。本人は常に代表の一員でありたいと考えていますが、現時点ではそれが最適ではないと判断しています」
注目すべきは、この招集見送りが「外された」のではなく、「合意の上で外れた」という点だ。
数字を見れば、ネタ・ラヴィの町田での立場は明確である。J1百年構想リーグで9試合スタメン出場、ACLEでも4試合に出場。クラブにおける序列は疑いようがない。だからこそ、代表ウィークによる中断が「ポジションを失うリスク」と直結する。日本イスラエル間の長距離移動により、コンディションへの影響があることは確かなだけに、どうしても「代表か、クラブか」という二択に迫られる外国人Jリーガーのケースはある。
むしろ問題は、その「複雑な事情」がどこまで続くのかだ。
9月の代表活動を見据えた「温存」という判断は理解できる。だがこの構造が固定化されれば、ラヴィは「Jリーグでは不可欠、代表では都合次第」という位置づけに落ち着いてしまいかねない。将来的な欧州復帰を視野に入れるならば、代表での実績こそが最大のショーウィンドウとなるはず。アジア最高峰の大会におけるパフォーマンスは当然重要だが、今後は町田とイスラエル代表での活動についてどう折り合いをつけるかがカギになりそうだ。
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