
フェイエノールト所属のFIFAワールドカップ北中米大会日本代表候補FW上田綺世に第1子が誕生。一時帰国が許可され、妻・由布菜月の出産に立ち会ったというが、これを報じたオランダ紙『AD』の記事に、GKポープ・ウィリアム(元町田ゼルビア、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレなど)が火を点けた。
ポープは23日にXを更新。「人によっては日本の監督は出産の立ち会いに難色示すんだぜ。イカれてるよ本当に」とポストしたが、これがたちまち拡散。ポープの発言はフェイエノールトへの称賛ではなく、日本国内のクラブ環境への告発として受け取られ、「どのクラブだ」「誰に言われたのか」とネット上に憶測が飛び交っている。
オランダ紙の報道によれば、上田は妻の出産のため6日間のみ帰国。オランダ得点王として残り4試合を戦う重圧を背負いながら、第1子となる女の子の誕生を見届けた。フェイエノールトが一時帰国を認めたことは、クラブ側の人道的な判断として現地でも好意的に伝えられている。
だが、ポープの発言が示すのは、同じプロサッカーの現場でも、クラブによって対応がまったく異なるという現実だ。Jリーグでは選手の私生活への配慮がどこまで制度化されているか、明文化されていないケースも多い。「難色を示した」監督が実在するとすれば、それは個人の資質の問題にとどまらず、クラブの組織文化そのものが問われる話になる。
ボルシア・ドルトムントなど複数クラブが上田の移籍先候補として挙がるなか、今回のフェイエノールトの対応は「選手を人間として扱う環境」という点で、むしろ海外挑戦を目指す日本人選手の移籍判断材料の一つになりうる。
ポープは町田ゼルビア退団に関する内部事情を公にした過去を持つ。上田夫妻の第一子誕生に対する喜びの声が相次ぐ一方で、日本サッカー界の不都合な真実が明るみに出ている。
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