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守田英正、スポルティング退団は「決定事項」後釜に元鳥栖MFと元Jリーガー浮上

守田英正 写真:アフロスポーツ

 FIFAワールドカップ北中米大会日本代表候補のMF守田英正は、今季終了後にスポルティングCPを退団することがほぼ確実に。現地メディアが報じているが、その守田の後継者として、元Jリーガー2選手にスポルティング移籍の可能性が浮上している。

 ポルトガル紙『レコルド』は24日、これを「決定事項だ」と断言した。クラブとの関係は良好であるものの、守田本人が「新たな挑戦」を求めているとされ、残留の可能性は事実上消滅している。移籍先候補にはMF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドをはじめ複数クラブが名を連ねており、守田を巡る争奪戦はすでに水面下で始まっているとみられる。

 問題はその「後継者」だ。

 現地ジャーナリストのトーマス氏が3月中旬に「守田そのものを再現した選手だ」と名指しで絶賛したのは、FCアロウカ所属のMF福井太智。「攻撃の頭脳として機能しつつ、ボール奪取やトランジション阻止でも活躍する存在」と評した上で、「スポルティングが真剣なクラブであるなら、すでに獲得に動いているだろう」と踏み込んだ。今季ポルトガル1部リーグ戦25試合で2ゴール2アシスト。主力としての実績が数字にも表れており、サガン鳥栖の下部組織出身というバックグラウンドを持ちながら、21歳でビッグクラブの熱視線を集めるまでに至った。

 一方、もう一人の候補として急速に注目を集めているのがグレミオ所属のペルー代表MFノリエガ・エリックだ。愛知県出身という異色の経歴を持ち、清水エスパルスと町田ゼルビアでJリーグを経験した後、ドイツ4部を経由して南米の名門グレミオで主力に成長した人物である。ブラジル『ボラヴィップ』によれば、代理人はインタビューで「スポルティングを含む複数の欧州クラブと接触した」と明言。移籍金は最低800万ユーロ(約13億円)とされ、正式オファーはまだ届いていないものの、欧州行きが「現実味を帯びている」と代理人自身が言い切っている。

 守田が空けた中盤センターを、Jリーグでのプレー経験がある2名が争うという構図。スポルティングによる意図的な人選なのか偶然の一致なのか、現時点では判断できない。だが、移籍金・代理人発言・現地ジャーナリストの評価が三拍子そろった形で両者の名前が浮上している以上、単なる噂の域を超えつつあることは否定できない。果たしてスポルティングは福井やノリエガに正式オファーを提示するのだろうか。