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鎌田大地の元同僚が激白!「いつか日本で…」と思うワケ。Jリーグ移籍の可能性は?

鎌田大地 写真:アフロスポーツ

 ケルン所属FWラフナール・アヘは、かつてU21ドイツ代表の一員として東京オリンピックに参戦。アイントラハト・フランクフルト時代には日本代表MF鎌田大地(現クリスタル・パレス)とともにプレーしていたアタッカーが、ドイツ誌『キッカー』のインタビューで「いつか日本でプレーしたい」と”日本愛”を公言している。

 きっかけは2021年の東京五輪だった。大会運営スタッフの親切さ、会場に満ちた規律、そして細やかなホスピタリティ。アヘはその体験に「心から感動した」と率直に語っている。以来、日本文化への傾倒は止まらない。アニメを愛し、日本語の勉強まで始めたという。欧州のプロ選手がここまで日本への愛着を公の場で語るケースは極めて珍しく、『キッカー』がこのエピソードを前面に押し出したこと自体、その「本気度」の証と見ていい。

 アヘのキャリアを振り返ると、その軌跡は決して平坦ではなかった。フランクフルト生まれながら10歳でオランダへ移住し、スパルタ・ロッテルダムで頭角を現す。フランクフルト移籍後はフュルトへのレンタルを経て、2023年に加入したカイザースラウテルンで才能が爆発。公式戦60試合以上の出場で35ゴールという数字を叩き出し、2024/25シーズンのブンデスリーガ2部得点ランキングでは3位に食い込んだ。その活躍が評価され、同シーズンに2部優勝を果たしたケルンが2029年6月までの長期契約でその獲得に踏み切った。

 「絶賛」と「冷遇」の二面性は、アヘ自身のキャリアにも存在する。数字は申し分ない。だがフランクフルト時代、5年契約を結びながらもフュルトへ貸し出された過去は、本人にとって忘れがたい「挫折」だったはずだ。だからこそ、日本という「別の景色」への憧れが、単なるロマンではなく現実的な選択肢として彼の胸の中で育ってきたとしても不思議ではない。

 現時点でJリーグクラブからの正式オファーは報じられていない。ケルンとの契約は2029年まで残っており、Jリーグクラブが完全移籍により獲得するとなれば、高額の移籍金を求められることになる。

 しかし、アヘが「日本語を学んでいる」という事実は重い。言語習得は、気まぐれな憧れとは次元が違う行動だ。異国の地でのコミュニケーション能力は、プレーレベルと同じくらい評価の対象になる。果たしてJリーグクラブのスカウトは同選手のインタビュー内容やプレーをチェックしているのだろうか。