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ベンゲル待望論も!中国代表、W杯最終予選連敗で来月にも監督解任か

アーセン・ベンゲル 写真提供:Getty Images

 中国代表はFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選で日本代表に敗れた後、李鉄監督解任の噂が飛び交っている。その中、中国国内では元アーセナル指揮官のアーセン・ベンゲル氏の招へいを望む声が上がっているようだ。18日、中国大手メディア『捜狐』が伝えている。

 中国代表はW杯カタール大会のアジア2次予選・グループAを6勝1分1敗で終えて勝ち点19を獲得。グループ2位で最終予選進出を果たしていた。また、中国サッカー協会(CFA)は先月23日に李鉄監督と新たに5年契約を締結。くわえて、W杯カタール大会最終予選のホームゲーム全試合をカタールの首都ドーハで中立開催することが決まると、中国代表は先月から1カ月近くにわたりドーハで合宿を実施しているほか、11月中旬まで引き続きドーハを拠点に活動を続けることになっている。

 しかし、中国代表は今月2日に行われた開幕節・オーストラリア戦で0-3と敗れると、中4日で臨んだ日本代表との一戦でも0-1と敗戦。この連敗をうけて、CFAはすでに監督交代を検討しており、来月に控えるベトナム戦とサウジアラビア戦の結果を踏まえて李鉄監督の去就に関する決断を下す方針を固めているものとみられる。

 その中、『捜狐』は李鉄監督の後任候補として、2019年11月まで中国代表を率いていたマルチェロ・リッピ氏や、2002年に日韓W杯予選で中国代表を本大会出場に導いたボラ・ミルチノビッチ氏の名前を挙げている。さらに、国内からは日本代表との試合を視察していたベンゲル氏の就任を望む意見が上がっているようだ。

 オーストラリア代表との一戦では、決定機をほとんど作れなかったほか、相手にスペースを使われる場面が目立つなど守備面での課題も浮き彫りとなった中国代表。ドーハでの1カ月に及ぶ準備期間の過ごし方について批判を浴びている李鉄監督としては、来月に控える2試合で結果を残したいところだ。