ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

元アトレティコFWコスタ、母国復帰が確実に!フッキとポジション争いか

ジエゴ・コスタ 写真提供: Gettyimages

 アトレティコ・マドリードを昨年末に退団した元スペイン代表FWジエゴ・コスタは、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ミネイロへ加入することがほぼ確実となったようだ。13日、ブラジルメディア『LANCE!』が報じている。

 現在32歳のコスタは、2018年1月にチェルシーからアトレティコ・マドリードへ復帰すると、2017/18シーズンのUEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献。翌シーズン以降もコンスタントに出場機会を得ていたが、昨年末に個人的事情によりアトレティコ・マドリードを退団していた。また、同選手の去就を巡っては、アーセナルやオリンピック・マルセイユなどヨーロッパ圏内の複数クラブが獲得に興味を示したほか、今年2月にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスへの加入間近となっていたが、実現には至っていなかった。

 今夏の移籍市場では、ウルバーハンプトン・ワンダラーズやスュペル・リグ(トルコ1部)のベシクタシュから関心を寄せられる中、選手サイドはボローニャと年俸250万ユーロ(約3億2000万円)による2年契約で合意。しかし、シニシャ・ミハイロビッチ監督が同選手の獲得を拒否したことにより、破談に終わっていた。

 その後、コスタはアトレチコ・ミネイロとの交渉を進めると、今月13日までに年俸300万ドル(約3億3000万円)による2年契約で合意に達した模様。クラブは来週にも同選手の獲得を公式発表するものとみられる。

 なお、アトレチコ・ミネイロには、かつて川崎フロンターレやコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)、ポルト、ゼニト・サンクトペテルブルクなどに在籍していた元ブラジル代表FWフッキが、絶対的なストライカーとしてレギュラーに定着している。アトレチコ・ミネイロは1トップを基本とした布陣を敷いているため、ジエゴ・コスタはフッキとのポジション争いに挑むことになるかもしれない。