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インテル、チェルシー移籍ルカクの後釜はローマFWか!すでに代理人に接触

エディン・ジェコ 写真提供: Gettyimages

 インテルはベルギー代表FWロメル・ルカクをチェルシーへ売却し、移籍金として1億1500万ユーロ(約150億円)を受け取ることでクラブ間合意に達している。その中、ルカクの後釜として、ローマのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコの獲得に向かう可能性があるようだ。7日、イタリアメディア『SportItalia』が報じている。

 現在28歳であるルカクの去就を巡っては、チェルシーが移籍金1億ユーロ(約131億円)にくわえてスペイン人DFマルコス・アロンソの譲渡という条件でオファーを提示したものの、インテルはこれを拒否。しかし、1億1500万ユーロまで増額して再度獲得の打診を行ったところ、インテル側がこれを受け入れたことによりクラブ間合意に達したとのこと。くわえて、チェルシーは選手サイドと2026年6月までの5年契約を結ぶことで合意を取り付けていることから、ルカクの再獲得はほぼ確実とみられる。

 一方、同選手の後釜候補には当初、アタランタのコロンビア代表FWドゥバン・サパタの名前があがっていたが、インテルはすでにジェコの代理人にコンタクトをとっている模様。

 現在35歳のジェコは、昨季途中までチームの中心選手として公式戦でゲームキャプテンを任されていた。しかし、今年1月中旬に行われたコッパ・イタリアのベスト16・スペツィア戦で不戦敗の責任をとる形でチームマネージャーが解任されたことを巡り、パウロ・フォンセカ前監督と衝突。先発メンバーから外れる時期があったものの、昨季は公式戦26試合に先発出場して13ゴール5アシストをあげている。また、同選手はローマとの契約を来年6月まで残しているが、スュペル・リグ(トルコ1部)の強豪ベシクタシュをはじめ複数クラブからの関心が伝えられている。

 今冬の移籍期間中にフォンセカ前監督と衝突した際には、インテルへ移籍する可能性が取りざたされていたジェコ。プレミアリーグやセリエAでの経験が豊富なベテランFWの獲得にむけて、インテルは水面下ですでに動いているようだ。