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「選考する側のレベルを…」浦和DF西大伍が東京五輪終えた日本代表について持論展開

西大伍 写真提供:Gettyimages

 森保一監督率いるU24日本代表は、準決勝・スペイン戦で延長戦の末に敗れた後、中2日で臨んだ3位決定戦・メキシコ戦で1-3と敗れ、銅メダル獲得を逃した。自国開催のオリンピックで懸命のプレーを見せた選手たちには、サッカーファンのみならず多くの日本国民が労いの言葉を送っている。その中、明治安田生命J1リーグの浦和レッズに在籍するDF西大伍は、日本代表がより強くなるための方法に関して持論を展開した。

 U24日本代表はグループステージを3戦全勝で首位通過。準々決勝・ニュージーランド戦では苦戦を強いられたものの、PK戦の末に勝利。そして準決勝・スペイン戦では優勝候補と激闘を演じたものの、延長後半にレアル・マドリードのMFマルコ・アセンシオにゴールを決められ、0-1と黒星を喫していた。

 そして、メキシコとの再戦では、前半にPKやセットプレーから2点を失うと、後半にも失点。78分に川崎フロンターレのMF三笘薫がネットを揺らしたものの、試合は1-3で終了。メダルを獲得できず、4位で大会を終えている。

 メキシコ戦の翌日から東京五輪での全日程を終えたU24日本代表に関する議論が周囲で繰り広げられる中、長年にわたりJリーグの舞台でトップレベルのパフォーマンスを発揮し続けている西大伍は7日に自身のSNSアカウントを更新。東京五輪での戦いぶりを見た感想として「日本のサッカーが本当に強くなるにはさ、選考する側のレベルをもっと上げていかなきゃダメだよなって感じたな、スペイン戦で。誰かのことというより、全体で見てくれている皆さんも含めて」とコメントを残している。

 これには、多くのJリーグファンから同意の声があがっているほか、さらなる提言を期待するコメントも寄せられている。日本代表が国際大会でより上位を狙えるチームになるためにも、メディアやサッカーファンの見方に変化が求められているかもしれない。