セリエA ラツィオ

元ユベントス指揮官サッリ、ラツィオ監督就任で合意!今日にも公式発表へ

マウリツィオ・サッリ 写真提供: Gettyimages

 ユベントスやチェルシー、ナポリを率いた過去を持つマウリツィオ・サッリ氏は、シモーネ・インザーギの後任としてラツィオの指揮官に就任することでクラブと合意に達したようだ。7日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 サッリ氏はチェルシーでUEFAヨーロッパリーグのタイトルを手に入れると2019年夏にユベントスの指揮官に就任。昨季にセリエA優勝を果たしたものの、UEFAチャンピオンズリーグはベスト16で敗退したことにより、わずか1シーズンで解任されていた。また、ユベントスとの契約期間は来年6月までとなっているが、ユベントスは今月に250万ユーロ(約3億3000万円)を支払って契約を解消する方針を固めている。

 一方、ラツィオはシモーネ・インザーギ体制のもとでセリエA上位争いを演じていた。また2018/19シーズンにはコッパ・イタリア優勝を成し遂げると、昨季はスーペルコッパ・イタリアーナでユベントスを下してタイトルを獲得。今季もリーグ戦6位で終えており、来季UEFAヨーロッパリーグ予選2回戦の出場権を確保していたが、インザーギ監督は今季限りでクラブを去っている。

 クラブ首脳陣はインザーギ氏の後任候補を今月はじめにサッリ氏に一本化。同氏との交渉を進めると、年俸300万ユーロ(約4億円)の2年契約で合意。くわえてUEFAヨーロッパリーグやセリエAでの成績に基づいたボーナスを盛り込むことでも一致。『コリエレ・デッロ・スポルト』はラツィオが8日にもサッリ氏の指揮官就任を公式発表すると報じている。