Jリーグ V・ファーレン長崎

V・ファーレン長崎、J2開幕戦でゴール決めたカイオ・セザール「最大目標はJ1昇格だが…」

V・ファーレン長崎のサポーター 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎に所属するブラジル人MFカイオ・セザールは今シーズン開幕戦での白星に満足感をあらわにしているようだ。27日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。

 カイオ・セザールは2019年6月に川崎フロンターレからV・ファーレン長崎へ期限付き移籍により加入すると主力に定着。レンタル期間が延長される形でV・ファーレン長崎にとどまって臨んだ昨季はJ2リーグで30試合に先発出場し6ゴールをあげており、今冬に完全移籍によりV・ファーレン長崎の一員となっている。

 そのV・ファーレン長崎は26日にホームで行われたJ2リーグ開幕節・ツエーゲン金沢戦で2-1と勝利を飾ったが、この一戦ではキックオフから8分後にDF毎熊晟矢が先制ゴールを叩き出すと、その7分後にカイオ・セザールが追加点をあげている。

 カイオ・セザールは母国メディアのインタビューにおいて開幕戦を勝利で飾ったことについて感想を聞かれると「開幕戦で自分たちが納得するような勝ち方をするのはとても重要だよ。我々の最大目標はクラブをJ1リーグ昇格に導くことだけど、今シーズンは2クラブしか昇格できないし(J2リーグで)クオリティを兼ね備えた対戦相手が多いから、そう簡単なものではないことは理解している。我々はすでに最初に大きなステップを踏んでおり、自分自身のゴールでチームの力になれてとても幸せだよ」と語っており、吉田孝行新監督のもとでの戦い方に手応えを掴んでいることを明かした。

 昨季は徳島ヴォルティスやアビスパ福岡とのし烈なJ1リーグ昇格争いの末に惜しくもJ2リーグ3位に終わったV・ファーレン長崎だが、クラブの掲げる最大目標実現にむけて好スタートを切っている。