Jリーグ ヴィッセル神戸

東京ヴェルディ一筋の井上潮音、ヴィッセル神戸へ完全移籍「僕はヴェルディが大好きです」

井上潮音 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディは7日午後、MF井上潮音がヴィッセル神戸へ完全移籍することを公式発表している。

 井上潮音は東京ヴェルディの下部組織から2016年にトップチームへ昇格。プロ1年目にJ2リーグで12試合に出場すると徐々に出場機会を増やし、2019シーズンには33試合に出場する。そして昨季は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて異例の過密日程となる中、リーグ戦38試合でピッチに立っていた。

 同選手はヴィッセル神戸の一員になったことについて「東京ヴェルディから来ました、井上潮音です。このクラブの為に自分が持っている力を最大限出してチームの勝利、そしてタイトル獲得に貢献できるように頑張ります。応援宜しくお願いします」とクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。

 また、長らく過ごしてきた東京ヴェルディに対しては「この度ヴィッセル神戸に移籍することになりました。小学校5年生から東京ヴェルディというクラブにお世話になり、今に至るまで本当に色々な事がありました。その全てが僕にとっての宝物です。家族、仲間、サポーター、スタッフ、スポンサーの方々、フロントスタッフの方々、本当に感謝してもしきれません。その全てが僕という人間を成長させてくれました」

 「今回こういうチャレンジをするにあたり、不安もありますが、この13年間東京ヴェルディというクラブで積み上げてきたものが僕の強みです。自信を持って、また成長した姿を皆さんにお見せできるように頑張ってきます。後に、出ていく人間がこんなことを言っていいのか分かりませんが、僕はヴェルディが大好きです。本当に13年間、ありがとうございました」と惜別のメッセージを送った。