ブンデスリーガ 海外日本人選手

下位クラブからブンデスリーガ1部に再挑戦する日本人選手3人、今季の展望

今季もデュッセルドルフでプレーする宇佐美貴史 写真提供:Getty Images

 うまく行けば中位でのフィニッシュを狙えるハノーファーと違い、宇佐美貴史のフォルトゥナ・デュッセルドルフは1部残留が現実的に唯一の目標になるだろう。2012/13シーズン以来の1部昇格を果たしたとはいえ、期限付き移籍していた原口元気を引き留められなかったことからも分かる通り資金的には恵まれているとは言えないからだ。

 同じくレンタルだったMFフロリアン・ノイハウスはボルシア・メンヒェングラートバッハに戻り、補強も2部でプレーしていたMFケビン・シュテーガー(ボーフム)、FWマービン・ドゥクシュ(ホルシュタイン・キール)など地味と言わざるを得ない。

 それだけに、昨季主力に成長した宇佐美の期限付き移籍を延長できたことは大きい。1部では守備を固めてカウンターを狙うのが基本戦術となるが、4-4-2の左サイドでの起用が濃厚な宇佐美には8ゴールを決めた昨季に続いて決定的な仕事が求められることになる。

 過去を振り返れば19歳で挑んだバイエルン時代の2011/12シーズン、ホッフェンハイムでの翌シーズン、そしてアウクスブルクでの2016/17シーズンと宇佐美は過去に3回ブンデスリーガの壁に阻まれている。

 相乗効果をもたらした原口が去ったとはいえ、日本人アタッカーに理解と信頼を示すフリートヘルム・フンケル監督の下、1年間の適応期間を経て挑む今季は1部の舞台で輝きを放つための条件が揃ったと言えるだろう。

著者:マリオ・カワタ

ハンガリー生まれドイツ在住のフットボールトライブライター。Twitter:@Mario_GCC

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