シャルケ所属MF上月壮一郎は、日本代表DF吉田麻也ら複数選手の退団がほぼ確実とみられる中、来季の主力選手として期待を寄せられている。そんな中、MF奥川雅也に3部降格クラブのアルミニア・ビーレフェルトからシャルケへ移籍する可能性が浮上。かつて京都サンガでプレーしていた日本人選手2名が、シャルケのブンデスリーガ(ドイツ1部)復帰へ力を貸すかもしれない。
奥川は2015年6月に京都からオーストリア1部レッドブル・ザルツブルクへ移籍。欧州の複数クラブを渡り歩き、2021年1月からビーレフェルトでプレー。今季はドイツ2部リーグで25試合にスタメン出場し、5ゴール10アシスト。ただ先月上旬のトレーニング中に鎖骨を骨折。一足早くシーズンを終えると、チームはプレーオフで3部4位のヴェーエン・ヴィースバーデン相手に2試合合計1-6と惨敗。3部降格という憂き目に遭っている。
一方、上月は昨年8月にU23シャルケへ加入すると、昨年末に2025年6月までのプロ契約を締結。今年1月21日のアイントラハト・フランクフルト戦でブンデスリーガデビューを飾り、攻撃陣の主力選手として活躍していたが、今年2月の練習中に足首を負傷。先月中旬にトレーニングを再開したが今季中の復帰は叶わず、チームもブンデスリーガ17位で2部降格。現地メディアは来季のシャルケ予想布陣で、同選手を右サイドハーフのレギュラー要員と見ている。
ドイツ紙『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ・ツァイトゥング』は今月はじめ、シャルケの補強計画を特集。ビーレフェルトの3部降格を紹介すると「ビーレフェルトには、ブンデスリーガ昇格を目指すシャルケが興味を持ちそうな選手がたくさんいる。現時点ではシャルケが奥川に興味を持つかどうか分からないが、おそらくシャルケの獲得候補になるだろう」と伝えている。
また同紙は奥川とビーレフェルトの契約内容も紹介。「彼は2024年6月までビーレフェルトとの契約を残しているが、これが3部リーグでも有効かどうかは不明だ」と綴り、今夏移籍の可能性があると主張した。
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