バイエルン・ミュンヘンを今季終了後に退団することが決まっているオーストリア代表DFダビド・アラバはレアル・マドリードとの契約締結で合意に達したと伝えられているが、チームメイトであるドイツ代表MFヨシュア・キミッヒが同選手の去就に言及した。21日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
ダビド・アラバはこれまでバイエルンで9度のブンデスリーガ制覇、6度にわたるDFBポカール優勝、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献。今季もディフェンス陣で必要不可欠な戦力であり続けている。一方、バイエルンとの現行契約が今年6月に満了を迎える中、両者は昨年から交渉を重ねてきた。しかし、昨年10月にクラブ首脳陣が新契約のオファーを行ったものの、選手サイドが拒否したこともあり、今年2月中旬に今季終了後の退団が決まっている。
同選手の去就を巡っては、今年1月にレアル・マドリードが年俸1100万ユーロ(約13億8000万円)による4年契約で獲得を打診したと伝えられていたが、パリ・サンジェルマン(PSG)が今年2月に正式に獲得オファーを提示。また、先月にはバルセロナが年俸1500万ユーロ(約19億5000万円)を用意しているという噂が飛び交っていた。しかし、今週に入ってイギリスメディア『スカイスポーツ』は選手サイドがレアル・マドリードと5年契約を結ぶことで合意に達したと報じている。
これについて、キミッヒは「彼はここですべてを勝ち取った。レアル・マドリードが偉大なクラブであることに何も疑いはないと言えるね。バイエルンを退団してから行くことが可能なクラブはそう多くないけど、レアル・マドリード(移籍)はかなり良い選択だよ」とダビド・アラバの決断を称えるコメントを残した。
バイエルンで数多くのタイトルを勝ち取ってきたダビド・アラバは、レアル・マドリードでも多くの出場時間を得て成功を収めるかもしれない。
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