セリエA Jリーグ

Jリーグ参戦が噂されたブラジル人DF、セリエAクラブから南米王者への完全移籍が決定的に…

アラン・エンペラー 写真提供: Gettyimages

 セリエAのエラス・ベローナから現在レンタルによりカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のパルメイラスに在籍しているDFアラン・エンペラーにはJリーグクラブ移籍の噂がささやかれていたが、パルメイラスへの完全移籍がほぼ確実となった。19日、ブラジルメディア『グローボ』が報じている。

 現在27歳でありセンターバックを本職とするエンペラーはブラジルとイタリアの国籍を有しており、フィオレンティーナの下部組織出身である。同選手はリヴォルノをはじめイタリア国内の複数クラブを渡り歩くと、2018年夏にエラス・ベローナへ加入。移籍1年目では公式戦24試合に出場すると、セリエA昇格を果たして臨んだ昨季も10試合に出場していたが昨年11月、パルメイラスへ買い取りオプションが付帯されたレンタル移籍により加入していた。

 エンペラーは南米王者を決めるコパ・リベルタドーレスで優勝に大きく貢献。しかし、今年2月に中東で開催されたFIFAクラブワールドカップ2020ではメンバー入りしたもののピッチに立っていなかった。

 また、同選手の去就を巡っては、先月中旬にラ・リーガ(スペイン1部)のレアル・ベティスやJリーグクラブが獲得に乗り出していると報じられていたが、パルメイラス首脳陣はエンペラーのパフォーマンスを高く評価すると、買い取りオプションを行使する決断を下している。