インテルはアタランタのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスと基本合意に達したようだ。30日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。
アレハンドロ・ゴメスは昨季までクラブの躍進を中心選手として支えると、今季も11月までキャプテンを任されていた。しかし、12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦で指揮官と口論に発展。以降はリーグ戦で先発メンバーに名を連ねることがなく、20日に行われた第13節・ローマ戦、そして23日に開催された第14節・ボローニャ戦の2試合続けてベンチ外となっており、今冬退団の可能性が高まっている。
同選手の移籍先候補には当初、サウジアラビアのアル・ナスル、メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティなどがあげられており、後者は3年契約でオファーを提示しているが、本人がベルガモ州近辺にとどまることを強く望んでいることから国外移籍の可能性は低いものとみられる。
アレハンドロ・ゴメスは現在、全体トレーニングに参加することなく個別メニューでのコンディション維持に努めているが、すでにインテルと年俸250万ユーロ(約3億1700万円)+ボーナス、2023年6月までの契約期間で基本合意に達したようだ。
ただ、アタランタとのクラブ間交渉はまだ行われていない模様。インテルは下部組織に所属する選手を交渉材料に盛り込むことにより移籍金の引き下げを狙うものの、アタランタは少なくとも1500万ユーロ(約19億円)を要求するものとみられる。ガスペリーニ監督との関係修復がほぼ不可能となる中、アレハンドロ・ゴメスはアタランタのサポーターが敵意を抱くインテルへ舞台を移すかもしれない。
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