ミランはアタランタのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスの獲得にはむかわないようだ。28日、イタリア紙『コリエレ・デラ・セラ』が伝えている。
アレハンドロ・ゴメスは昨季までクラブの躍進を中心選手として支えると、今季も11月までキャプテンを任されていた。しかし、12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦で指揮官と口論に発展。以降はリーグ戦で先発メンバーに名を連ねることがなく、20日に行われた第13節・ローマ戦、そして23日に開催された第14節・ボローニャ戦の2試合続けてベンチ外となっており、今冬退団の可能性が高まっている。
同選手の移籍先候補には当初、サウジアラビアのアル・ナスル、メジャーリーグサッカー(MLS)のFCシンシナティなどがあげられていたものの、本人がベルガモ州近辺にとどまることを強く望んでいることから国外移籍の可能性は低いものとみられる。
その中、周囲ではステファノ・ピオリ監督の戦術にはまる可能性が高いことを理由にミランも候補にあがっていたが、クラブ首脳陣は今冬のマーケットにおける獲得リストにアレハンドロ・ゴメスの名前を外した模様。その理由として、デンマーク代表DFシモン・ケアーの負傷離脱による影響を受けているセンターバック陣の補強を最優先することにくわえ、補強予算を1500万ユーロ(約19億円)に設定していることがあるようだ。
ガスペリーニ監督との関係が修復しないまま、来年1月の移籍市場を迎えるアレハンドロ・ゴメスだが、果たしてどのような決着を迎えるのだろうか。
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