セリエA アタランタ

アタランタ退団濃厚のパプ・ゴメスにMLSからオファーが。本人は国内移籍望むも

アレハンドロ・ゴメス 写真提供: Gettyimages

 アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するFCシンシナティは、アタランタのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスの獲得へ本腰を入れているようだ。29日、イタリアメディア『トゥットメルカート』が報じている。

 アレハンドロ・ゴメスは昨季までクラブの躍進を中心選手として支えると、今季も11月までキャプテンを任されていた。しかし、12月1日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のミッティラン戦で指揮官と口論に発展。以降はリーグ戦で先発メンバーに名を連ねることがなく、20日に行われた第13節・ローマ戦、そして23日に開催された第14節・ボローニャ戦の2試合続けてベンチ外となっていた。また、12月中旬には同選手とガスペリーニ監督にくわえてアンドレア・ペルカッシ会長による三者会談が行われたものの、関係修復の見通しは立っておらず、今冬退団の可能性が高まっている。

 アレハンドロ・ゴメスの移籍先について、複数のイタリア国内メディアは本人がベルガモ州周辺にとどまることを強く望んでいることから国外移籍の可能性は低いと報じており、最有力候補にインテルをあげていた。しかし、FCシンシナティは契約期間3年という条件で同選手に対してオファーを提示したようだ。

 なお、アレハンドロ・ゴメスはフリーでの退団を望んでいるものの、クラブ首脳陣は少なくとも1000万ユーロ(約13億円)の移籍金を要求する意向を代理人に伝えている。間もなくマーケットが開く中、アレハンドロ・ゴメスはアメリカからのオファーに対してどのような返答をするのだろうか。