
鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホック、ヴァンフォーレ甲府OBの小泉勇人氏が、自身に対する誹謗中傷投稿に反応。同氏は先日、元安芸高田市長でサンフレッチェ広島サポーターでもある石丸伸二氏とともに、ABEMA制作の恋愛番組『恋愛病院』に出演したことで話題を呼んでいた。
小泉氏は「元Jリーガーになんの価値がある」 「全然試合に出てないのにJリーガーを名乗るな」 「いつまで肩書きにすがってるの?」などと、誹謗中傷メッセージの内容を明かした上で、「そんな言葉を見るたびに、 正直、心が痛まないわけではありません」と自身の心境を吐露。その上で、以下のように綴っている。
「僕は21年間、サッカーを続けてきました。 プロとして9年間、出場数はほとんどないまま鹿島アントラーズを含む5クラブを渡り歩き、人生のほとんどをサッカーに捧げてきました 出場数が中々ない中でもプロの世界で生き残るために必死でした だからこそ、引退した時は本当に怖かったです」
「肩書きがなくなった自分に価値はあるのか。人は離れていってしまうのか。 これから何者として生きていけばいいのか サッカーを失うということは、 僕にとって、人生の大部分を失うような感覚でした 27歳で引退した当時、 アルバイト経験もなく、 ほとんど貯金もない状態 それでも翌月から収入が0になる現実の中で、法人を立ち上げました 正直、希望よりも不安の方が大きかったし、自信よりも焦りの方が強かった」
「Jリーガーという肩書きがなくなり、 収入もなくなり、人も離れていってしまうのか 先の見えない不安に押しつぶされそうで、 立ち止まるのが怖くて、 とにかく動き続けることで自分を保っていました これだけ「食が大事」「健康が大事」 そう発信していた自分自身が、 食事も睡眠も削って、 何度か倒れながら走り続けていました」
「今思えば、矛盾していたと思います でも当時の僕は、 そうすることでしか不安と向き合えなかった 周りからは、 「どうせ失敗する」 そう言われることもありました。 でも、そこで諦めたら、 サッカーに捧げてきた21年間まで否定してしまう気がしました でも引退したことを後悔するかどうかは、 引退した瞬間に決まるんじゃない。 その後の生き方で決まる。 そう信じて、 とにかく目の前のことに必死でした」
「現役中から続けてきた、 Jリーガー目線での「食」や「栄養」の発信。 それを見続けてくださったフォロワーの方々、 現役時代から応援してくださったサポーターの方々は、引退後も変わらず応援してくれました。 その存在に、何度も救われました。 肩書きが外れても、 見てくれている人はいる。 自分の発信には意味があった。 自分の存在にも、まだ価値がある。 そう思わせてもらえました」
「引退から3年。 気づけばレシピ本を4冊出版し、 メディア出演、セミナー講師、イベント登壇、法人向けのサービスなど、 少しずつ活動の幅も広がってきました。 もちろん、まだ完成形ではありません。 これから自分が何者になっていくのか、 正直、今もまだ分かりません。 でも今は、分からないことすら楽しみです。 サッカーしかしてこなかった自分が、 スポーツや食を軸に、 そこからどんな世界へ広がっていけるのか。 どんな人に出会い、 どんな価値を届けられるのか。 現役時代とは違う形で、 もう一度、自分の人生を作っていきたいと思っています」
「誹謗中傷を肯定するつもりはありません。 でも、良くも悪くも、 誰かの目に留まっているということ。 忘れ去られるよりも、 興味を持ってもらえているということ。 そう捉えたら、 それすらも前に進む力に変えられる気がしています」
「人生は、引退したら終わりじゃない。 夢を諦めた時。 転職した時。 卒業した時。 結婚した時。 離婚した時。 何かを失った時。 誰にでも、 人生のターニングポイントがあります その瞬間は、 すべてが終わったように感じるかもしれない。でも本当は、 終わりはいつだって、新しい人生の始まりになる 僕はこれからの人生で、 「引退しなければよかった」とは思いたくありません」
「【引退】という過去の選択を正解にできるかどうかは、【今】と【これから】の自分次第 だからこれからも挑戦します。 失敗しても、遠回りしても、笑われても、 自分の道を切り開いていきたい 覚悟と熱量を持って行動し続けること 自分の想いを伝え続けること 真摯に生きること 人に価値を届け続けること そうしていれば、希望は無くならない 。そして、 誰かが必ず見てくれている」
「引退したアスリートが、現役時代以上に次のステージで輝く姿を見せること、それは必ず、誰かの勇気になる アスリートの価値を、 現役時代だけで終わらせたくない。そしてその姿が、 同じように悩んでいる誰かの救いになったり、引退後のアスリートの希望になったら嬉しいです。この人生には、この経験には、この悔しさには、必ず次の価値がある 僕はそれを、 自分の人生を賭けて証明していきたいです。終わりは、いつだって始まりになる。そして、これを読んでくださった 皆さんの人生がより良いものになりますように。心より願いを込めて」
現役Jリーガーのみならず、クラブOBに対する誹謗中傷も相次いでいる時代だからこそ、誹謗中傷メッセージの内容を明かして自身の思いを発信した小泉氏のSNS投稿には、多くのSNSユーザーが様々な意見を寄せている。
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