
オランダ1部エールディビジのNECナイメヘンは今冬、所属する日本代表MF佐野航大に対してアヤックス・アムステルダムをはじめとする複数クラブから関心を受けたが、クラブは売却を見送っていた。クラブ内部では当初から欧州の大会への出場権獲得のために主力の維持が優先され、今2025/26シーズン中の放出は選択肢に含まれていなかったようだ。
オランダメディア『FootballTransfers』が「NEC、佐野の大型移籍を巡るアヤックスの動きに関する新たな詳細を明かす」と題した記事を掲載し、「NECは今冬、選手を売却するつもりはなく、佐野とともにシーズンを戦い抜く決断を下した」と伝えている。
同メディアによると、NECは今冬にFW塩貝健人をブンデスリーガのボルフスブルクへ売却したことによって財政的な余裕を得たこともあり、佐野の放出には消極的な姿勢を維持していた。現地1月31日のAZアルクマール戦(3-1)後には佐野を巡る移籍の動きが急激に活発化したが、NECは即座に残留方針を固めていた。
さらに同メディアは「佐野の獲得に対して提示された金額は2,000万(約37億円)から2500万ユーロ(約47億円)規模であったが、たとえ1億ユーロ(約187億円)でも放出しないと判断した」と伝えている。プレミアリーグやブンデスリーガのクラブからも高額オファーが届いた中で、NECは欧州大会出場という目標を優先し、戦力維持を選択した。
この判断により、今2025/26シーズン終了まで佐野の残留が確定的となったが、今2026年夏の動向については、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合、売却の必要性はさらに低下する可能性がある。
佐野の推定市場価値は1,010万ユーロ(約19億円)で契約は2028年夏まで残っており、この冬にすでに2,500万ユーロ規模の提示があったことを踏まえると、NECは同額以上の移籍金を要求する状況にあると同メディアは指摘した。
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