
2025明治安田J1リーグを17位で終えた東京ヴェルディ。2シーズン連続のJ1残留を目指した昨シーズンは終盤や連戦期間に勝ち点を伸ばしきれない時期が続き、苦しい戦いを強いられた。それでも、全員がハードワークを怠らない守備を武器に地道に勝ち点を積み重ね、見事3試合を残して残留を達成。この経験は、クラブだけでなく選手個々の成長にもつながる貴重な財産となったはずだ。
その一方で、出場機会を得られず思うような結果を残せなかった選手も少なくない。百年構想リーグや2026/27シーズンの成績次第では、立場が大きく揺らぐ選手が出てくる可能性もある。
ここでは、今シーズンのアピール次第で退団の可能性も考えられる3選手を、筆者の視点からピックアップして紹介する。
佐古真礼
1人目は、193cmの高さを活かした空中戦の強さと高精度のフィードを武器とするDF佐古真礼だ。東京Vの下部組織出身の佐古は、育成年代からその特長を発揮し頭角を現す。U-15の世代別代表に選出されて以降は世代別代表の常連となり、高いポテンシャルを示してきた。
高校卒業後の2021シーズンにトップチームへ昇格し、プロキャリアをスタートさせた。1年目は当時J3の藤枝MYFCへ期限付き移籍し、10試合2ゴールを記録。守備面では空中戦の強さを発揮したほか、攻撃面でもコーナーキック時の高さで相手に脅威を与えた。
翌2022シーズンは東京Vへ復帰するも、当時左センターバックを務めていたDF加藤蓮(現:横浜F・マリノス)の存在もあり、出場はJ2リーグ4試合にとどまる。その後の2シーズンは武者修行の期間となり、2023シーズンはAC長野パルセイロでJ3リーグ17試合、2024シーズンはいわてグルージャ盛岡で同16試合に出場し、期限付き移籍先のクラブで経験を積んだ。
昨シーズンは再び東京Vへ復帰したものの、公式戦出場はなし。百年構想リーグでも出場機会を得られておらず、現状は厳しい立場に置かれている。このまま状況が変わらなければ、2026/27シーズンに向けて再び移籍を選択する可能性は高いだろう。
コメントランキング