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鈴木淳之介、W杯日本代表争いで高井幸大より上位!”CL7位”のデータが証明した「格の差」とは

鈴木淳之介 写真:Getty Images

 湘南ベルマーレ出身で、現在デンマーク1部コペンハーゲンに所属するDF鈴木淳之介は、先日行われた国際親善試合のイングランド戦で存在感を発揮。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で驚異的なスタッツを残しているだけに、ボルシアMG所属DF高井幸大を差し置いてFIFAワールドカップ北中米大会の日本代表に招集される可能性が高いとの見方があるようだ。

 データ分析サイト『Opta』が公開した数字は、議論の余地をほとんど残さない。鈴木はCL参戦1年目にもかかわらず、同大会においてデュエル勝率72%をマーク。これは大会全体で7位という驚異的な数値だ。しかも対戦相手はボルシア・ドルトムント、トッテナム・ホットスパー、ナポリ、バルセロナといった強豪。8試合中6試合でスタメン出場を果たし、格上クラブ相手に臆することなく主力として戦い続けた。

 一方で高井の現状は、残酷なほどの対比を描く。

 2025年夏に川崎フロンターレからトッテナムへ完全移籍も、怪我により開幕から出遅れ。2025/26シーズン途中にトッテナムからボルシアMGへ期限付き移籍した高井は、ブンデスリーガで主力の地位を確立した。だが、鈴木が勝ち取った「CLの実戦経験」という勲章が、高井には存在しない。トッテナム在籍中にCL出場なし。これは単なる不運ではなく、代表招集における評価軸として重くのしかかる事実だ。

 Jリーグと日本代表事情に精通するブラジル人ジャーナリスト、チアゴ・ボンテンポ記者は4月13日、W杯北中米大会の日本代表メンバーを独自予想。センターバックのポジション争いで鈴木を「有力候補」、高井を「当落線上」と格付けした。海外記者の目線から見ても、CLで積んだ経験値の差は無視できない評価基準になっているということだ。

 むろん、高井の成長曲線を過小評価するつもりはない。ボルシアMGで積み上げるブンデスリーガの実績は本物だ。とはいえ、CLでドルトムントやバルセロナと真剣勝負を演じた22歳が同じポジションに存在するという現実は、高井にとって酷なほどに不利な状況をつくり出している。

 森保一監督がW杯という「最大の本番」に向け、実績と安定感をより重視した選考を行うならば、鈴木の招集はほぼ既定路線と見ていい。2026年1月時点で欧州5大リーグ複数クラブからの関心が報じられた22歳のさらなる飛躍が期待される一方、高井はブンデスリーガの舞台でより一層自身の価値を証明する必要がある。