
日本代表FW山田新は2025年夏、川崎フロンターレからスコットランド1部セルティックへ完全移籍。3億円規模と言われる移籍金で話題になったが、アルビレックス新潟から加入のDF稲村隼翔と同様、ブレンダン・ロジャーズ監督の冷遇に遭っている。先日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の登録メンバーから外れたが、現地ではセルティックの補強戦略を巡るロジャーズ監督と筆頭株主による意見対立を受けて、山田の移籍先が間違っていたとの見方が広まっている。
山田は8月10日開催のスコットランド1部リーグ第2節、リーグカップ2回戦、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ1stレグで途中出場すると、8月31日に行われたレンジャーズとのダービーマッチでもピッチに。控え要員として新天地でのスタートを切ったが、CL登録メンバーに含まれなかった。
これを受けて、セルティックOBのクリス・サットン氏は英紙『デイリーレコード』のコラムを通じて「山田に同情している」と切り出すと、「レンジャーズ戦でベンチ外だったジョニー・ケニーがCLのメンバーに入った。山田との序列がたった数日で逆転したのはおかしい」と、ロジャーズ監督の決断を批判している。
つづけて「山田はワールドクラスの選手ではないが、セルティックに貢献する可能性を秘めている」と日本人アタッカーのクオリティを評価。すると、サットン氏のコメント内容をもとに現地の一部メディアからは「山田は移籍先を間違えた」「セルティックはロジャーズが監督を続けている中で山田を獲得すべきではなかった」などと伝えている。
セルティックはこの夏、稲村や山田など数選手を獲得しているが、ロジャーズ監督の意見が反映されていない可能性がある模様。現地ジャーナリストのアンドリュー・スミス氏は、指揮官が稲村と山田をCL登録メンバーから外した背景に、補強戦略に関するセルティックの内部事情が絡んでいるとして、こう語っていた。
「(セルティックの新戦力の中には、)ロジャーズ監督が獲得したのではなく、クラブの筆頭株主であるダーモット・デズモンド氏の独断により加わった選手がいる。デズモンド氏はフットボールディレクターは(クラブ内部の)誰よりも発言権がある」
「(山田と稲村について、)ロジャーズ監督は決して彼らの獲得を望んでいるわけではなかったが、『クラブが連れてくるなら仕方ない』という感じだ。彼らはいずれもロジャーズ監督の選手ではない。デズモンド氏とロジャーズ監督の間で意見対立が起こっていた」
新天地のセルティックで、補強を巡る問題に巻き込まれている山田。古巣の川崎は巨額の移籍金を手に入れたものの、同選手の先行きが不透明であることは確かだ。
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