横浜FC所属GKスベンド・ブローダーセンは、正守護神として活躍。ヴィッセル神戸や鹿島アントラーズへの移籍を断った過去を明かしたほか、横浜FCに対する恩義を語っている。
同選手は2021年夏にU24ドイツ代表の一員として東京五輪に参戦するとともに、ドイツ2部FCザンクトパウリから横浜FCへ完全移籍。GK六反勇治からポジションを奪うと、昨季は正守護神としてクラブのJ1復帰に貢献。今季は開幕から出遅れたものの、4月23日のJ1第9節ガンバ大阪戦以降は全試合でスタメン出場している。
そんなブローダーセンは、横浜FCがJ2降格となった2021シーズン終了後に神戸と鹿島へ移籍する可能性があったことを告白。ドイツメディア『トランスファーマルクト』のインタビューで、残留した理由について以下のようなコメントを残している。
「確かに『移籍する』と言うのは簡単だった。だけど、それは僕の性格には合わないんだよ。横浜FCは日本へ行く機会を与えてくれたクラブだし、何か恩返しがしたかったのさ。それにJ2リーグでのプレーにも魅力があった。例えば、あるクラブは左右に公園がある小さなスポーツ施設でプレーしている。そういった経験は忘れないね」
また同選手は、日本の環境に適応するための努力にも言及。日本語習得の難しさについて、以下のように語った。
「最初の6か月間、僕は相手に自分の名前、年齢、職業しか話せなかったよ。日本語は他の外国語と比べてそこまで難しくはないけど、毎日コツコツと学ぶ必要があった。ドラゴンボール、ポケモン、遊戯王(を見ること)も日本語学習で役立った。チーム内で孤立しないように、言語と文化を理解することが僕にとって大事だったよ」
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