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田中碧はプレミアで通用しない!デュッセルドルフ開幕戦での出来を独紙酷評

田中碧 写真:Getty Images

 フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属の日本代表MF田中碧はプレミアリーグ(イングランド1部)移籍の可能性が報じられる中、29日に行われたドイツ2部リーグ開幕戦でフル出場。現地メディアが同選手のパフォーマンスに厳しい評価を与えるとともに、ステップアップ移籍の可能性にも触れている。

 田中は今年4月9日のリーグ戦で右膝内側靭帯を断裂したが、今月8日の練習試合で復帰。移籍報道が飛び交う中で今季開幕戦にむけてコンディションを上げると、29日のヘルタ・ベルリン戦で早速フル出場。試合後、本人は膝に痛みを抱えていないことを強調した一方、移籍の可能性については言及を避けている。

 ただドイツ紙『ビルト』は田中に対して「4」(6段階評価で「1」が最高点)と及第点以下の評価を与えると、同選手のパフォーマンスについて以下のように綴っている。

 「前半、遠い位置からシュートを2本放ったが、どちらも相手にとって危険ではなかった。 後半はほとんど何もしなかった。彼が本当にプレミアリーグへ移籍したいのならば、もっと多くのことが必要だ」

 なお田中には、MF遠藤航ら擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトやMF長谷部誠所属アイントラハト・フランクフルトからの関心が報じられている。またドイツ紙『ラインニッシェ・ポスト』は、ウェストハム・ユナイテッド、フラム、レスター・シティ、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(WBA)を移籍先候補に挙げている。デュッセルドルフが開幕戦で勝利する中、田中はステップアップ移籍にむけてさらなる状態アップが求められる。