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フェイエノールト元幹部語る。上田綺世獲得の理由「日本ツアーで浦和と…」

上田綺世 写真:Getty Images

 元鹿島アントラーズ所属選手の日本代表FW上田綺世は、ベルギー1部サークル・ブルッヘからオランダ1部フェイエノールトへの完全移籍がほぼ確実と報じられている。そんな中、フェイエノールトは上田獲得とともに、浦和レッズとの親善試合を計画している可能性があると現地で報じられている。

 フェイエノールトは2019年5月、浦和と戦略的パートナーシップの覚書を締結。昨年夏に浦和へオランダ人FWブライアン・リンセンを放出したほか、日本国内でスカウティング活動を行っている可能性も報じられていた。

 また浦和は2021年3月にデンマーク人FWキャスパー・ユンカーを獲得。当時コロナ禍で外国籍選手の日本入国が不透明である中、ユンカー本人はフェイエノールトのクラブ施設でメディカルチェックを受けたとみられている。

 日本との繋がりが強まっているフェイエノールトだが、オランダメディア『1908.nl』の報道によると、同クラブは上田と複数年契約締結で合意。1000万ユーロ(約15億円)の支払いを求めるサークルとも、今月29日までに合意に達したとみられており、今週中にも正式契約を交わす予定だ。

 そんな中、フェイエノールト元幹部のクリス・ヴェルツ氏が語ったところによると、フェイエノールトは上田獲得によるマーケティング面でのチャンスを見出しているとのこと。クラブの知名度アップを目的に日本ツアーを計画しており、対戦相手の候補に浦和があがっている模様。ただ実施時期については、現時点で未定だという。

 なおフェイエノールトには元日本代表MF小野伸二が2001年夏からおよそ4年半にわたり在籍。小野は海外挑戦1年目の2001/02シーズンにUEFAカップ(現UEFAヨーロッパリーグ)優勝を果たしている。また、横浜F・マリノス所属のFW宮市亮も、2011年1月から半年間フェイエノールトでプレーしていた。