スコットランド1部セルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督は今月6日、プレミアリーグ(イングランド1部)トッテナム・ホットスパーの指揮官に就任。日本代表FW古橋亨梧にもトッテナム移籍の可能性が報じられる中、ASモナコ所属MF南野拓実をレッドブル・ザルツブルク時代に指導していたジェシー・マーシュ氏がポステコグルーの後任候補に挙がっている。
セルティックは2021年6月に横浜F・マリノスからポステコグルー氏を引き抜き。直近2年間で古橋やMF旗手怜央、FW前田大然など計6名の日本人選手を獲得。古橋らの活躍もあり、今季はリーグ連覇とスコットランド3冠を成し遂げていたが、シーズン終了後にポステコグルー監督が退任している。
セルティック次期監督候補には、元リバプール指揮官のブレンダン・ロジャーズ氏をはじめ複数名の名前が挙がっている。そんな中、『スカイスポーツ』など英国内の複数メディアは今月5日に「セルティックがマーシュ招へいに興味を示している可能性がある」と報道。
これによると、マーシュ氏は2021年に「私はポステコグルーのファンだ。彼はセルティックで素晴らしいシーズンを過ごしている」と語っていたとのこと。以前にはセルティックからの関心報道に対して「光栄なこと」と述べており、ここに来て同氏のコメントに再び注目が集まっている。
マーシュ氏は2019年6月から2年間にわたりオーストリア1部ザルツブルクを指揮。南野とは2019年6月からリバプール移籍の2020年1月までともに仕事していた。またザルツブルク監督退任後は、ブンデスリーガ(ドイツ1部)RBライプツィヒを指揮。昨年2月からはリーズ・ユナイテッドを率いていたが、今年2月はじめに成績不振により解任。4か月にわたり無所属状態だが、フィリップ・クレマンの後任としてモナコ監督に就任する可能性も報じられている。
なお英メディア『HITC』は、ポステコグルー監督退任がセルティックの補強戦略に与える影響について「ポステコグルー監督の退団が、セルティックが新たなJリーグの才能を獲得する可能性にどのような影響を与えるかはまだ分からない」
「ポステコグルーの代わりに誰が就任しても、独自の移籍ターゲットを揃えることになるだろう。そして、ポステコグルーがセルティックの次期監督に日本サッカーに関する知識を共有しない限り、Jリーグを襲撃する時代は終わりを迎えるかもしれない」と綴っている。南野の指導経験を持ち、ポステコグルーを評価するマーシュ氏がセルティックの指揮官に就任するとなれば、クラブが再び日本人選手の獲得に動く可能性も考えられる。
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