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遠藤航が退団か。シュツットガルトがブンデス残留も「プレミア移籍を…」

遠藤航 写真:Getty Images

 VfBシュツットガルト所属の日本代表MF遠藤航は5日、ブンデスリーガ(ドイツ1部)プレーオフ2ndレグのハンブルガーSV戦でフル出場。チームをブンデスリーガ残留に導いたこともあり、今夏残留の可能性が浮上している一方、依然として退団の可能性もある。

 同選手は2019年8月にベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)からシュツットガルトへ移籍。加入1年目から多くの出場機会を得ると、昨季からキャプテンとしてチームをけん引。今季も公式戦ほぼ全試合で先発出場。チームは16位に終わり入れ替え戦に回ったが、2試合ともにフル出場。チームも2試合合計6-1で残留を決めた。

 シュツットガルト所属選手の去就については、ドイツ紙『Heidenheimer Zeitung』は先月末に「ブンデスリーガ残留争いの行方に関係なく、この夏も移籍金収入により黒字を達成しなければならない」と報道。「キャプテンの遠藤もFIFAワールドカップ・カタール大会前に『今でもプレミアリーグ挑戦という目標を持っています』と語っていた」と、放出候補に遠藤ら複数選手が含まれている可能性を伝えていた。

 また同紙は先月25日にも遠藤の去就を特集。シュツットガルトとの契約期間が2024年6月までであることに触れた上で「契約満了まで残り1年であるからこそ、以前から抱いていたプレミアリーグへの思いを強める可能性は否定できない」としている。

 一方、ドイツ紙『FAZ』は2ndレグ直前に遠藤の去就を特集。記事内では「興味深いのは、遠藤航が契約満了を迎える2024年6月の後もチームの柱であり続けたいかどうかだ。彼はプレミアリーグ移籍を夢見ている。特に彼の父親は、かつてプレミアリーグでプレーする息子の姿を見たいと言っていた。しかし、シュツットガルトもまた非常に美しい。遠藤はずっと前からこの街に本拠地を置いている」と綴っている。