Jリーグ 清水エスパルス

鈴木唯人、ストラスブール退団で清水復帰か「チェルシーオーナー買収で…」

鈴木唯人 写真:Getty Images

 U22日本代表FW鈴木唯人は、明治安田生命J2リーグ清水エスパルスからリーグアン(フランス1部)ストラスブールへ期限付き移籍。現地メディアはプレミアリーグ(イングランド1部)チェルシーのオーナーがストラスブールを買収する可能性を指摘した上で、同選手の退団を予想している。

 鈴木は清水の主力選手として活躍すると、今年1月にストラスブールへ期限付き移籍。今年4月16日のアジャクシオ戦で1ゴールと鮮烈デビューを飾ったが、その後はリーグ戦でわずか2試合の出場。今月3日のリーグアン最終節ロリアン戦で途中出場したが、無得点に終わっている。

 一方ストラスブールの経営権については、チェルシーの共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏らがクラブ買収に迫っている可能性を、『ガーディアン』など英国内の複数メディアが先月中旬に報じている。

 フランスメディア『Alsa Sports』は今月はじめ、ストラスブールへレンタル移籍により加入している3選手の去就を特集。鈴木について「彼の契約には45万ユーロ(約6700万円)の買い取りオプションが含まれている。この買い取りオプションが行使されるかどうかはまだ分からない」

 「だが、チェルシーの共同オーナーを務めるトッド・ベーリー氏らがクラブを買収する可能性もあり、優先順位が他の選手の完全獲得より低いことは確かだ」とし、今月末でのレンタル移籍期間満了をもって退団することが既定路線との見方を示した。

 なお清水からレンタル期間中の選手については、昨年12月にスイス1部グラスホッパー・クラブ・チューリッヒへレンタル移籍していたDF原輝綺が、2022/23シーズン限りでグラスホッパーを退団。グラスホッパーは同選手の今後について「ホームクラブに戻ることになる」と発表していることから、清水復帰の可能性が取りざたされている。