Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸サンペールが日本人選手の弱点指摘「三笘や古橋のような選手いるが…」

セルジ・サンペール 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸所属MFセルジ・サンペールは、セルティック所属の日本代表FW古橋亨梧と2021年6月までチームメイトだった。そのサンペールがJリーグのレベルや日本人選手の特徴について持論を展開。古橋やブライトン所属MF三笘薫にも言及した。

 サンペールは今月、スペインメディア『Relevo』のインタビューに対応。「アジアの選手はとても従順でテクニックが優れているが、あまり自発的でない傾向がある。日本サッカーの特徴は?」と聞かれると、「確かに日本人選手のクオリティは高いね。彼らの動きはとてもダイナミックで素早くターンするから、対応するのに少し苦労したよ」と日本人選手の長所を分析。

 その上で「日本人選手は規律正しいから、何か変化を加えるのが少し難しいんだ。(日本人選手のプレーは)かなり予測しやすい。何をしようとしているのかが少しでも分かるんだ。その点で外国人選手は日本人選手にもう少し差をつけることができるね」と、日本人選手の性格がプレーに与える影響を語っている。

 またサンペールは「Jリーグのクオリティが高いのは事実だね」と、Jリーグ全体のレベルにも言及。「どんどん良い選手が出てくるけど、(日本人選手は)優秀であるか、見過ごされるかのどちらかなんだよ。かつてJリーグでプレーしていた選手の中では、ブライトンで活躍する三笘やスコットランド1部リーグで得点王に輝いた古橋のような選手もいるね」とコメントを残した。

 なおサンペールはバルセロナの下部組織出身。2019年3月にバルセロナとの契約を解除して神戸へ加入すると、2021シーズンまで主力選手として活躍していた。しかし昨年3月に右ひざ前十字靭帯を損傷。1年以上の戦線離脱を余儀なくされたが、今年4月5日のYBCルヴァンカップ・グループステージのサンフレッチェ広島戦で復帰している。